障害現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。
この記事では働きたいと思っても、働く準備ができているのか?私自身は障害者雇用として今働けるのか?そもそも働くまでに何を頑張ればいいのか分からない事が多いと思います。
その気持ちはあなただけじゃなく、仕事からしばらく遠のいていたらみんなが思うこと。ネット上でダウンロードすることができる就労準備チェックリストをまとめました。
就労準備がセルフチェックできるリストまとめ
全国いろんな事業所や組織で障害者雇用として働く準備ができているのかを確認できるチェックシートが作られています。
それが「就労準備性チェックリスト」
チェックリストを参考に今対策するべきことや充分できていることを見つけましょう!
ネット上で確認できたチェックリストのよいところを説明して最後にリンクを貼っています。
ただ、自分が知っている自分と周りから見える自分にはギャップがあることが多く、ぜひ支援者や家族など第三者からの意見も取り入れることをおすすめします。
障害者職業総合センター版就労準備性チェックリスト
一番有名どころが、障害者職業センターの就労準備性チェックリストです。
厚生労働省の依頼をうけて、就労支援が円滑に行われるようにチェックリストが作られました!
こちらのシートのよいところは、それぞれのチェック項目に対して1~4までのどこかをチェックする形なのですが、1~4それぞれが文章で定義されています。
例えば「感情のコントロールができ安定している」という項目に対して
4:情緒は安定している
3:情緒はだいたい安定している
2:情緒はあまり安定していない
1:情緒は安定していない
自分の感覚と周りからのギャップがないか数値で確認できますね!自分の見ている世界と周りが見ている世界にギャップがあることがまれにありますよ!
活用の手引きまでしっかり用意されているのでぜひご活用ください!
①就労前の教育訓練場面において活用できるチェックリストという②就労支援のための従業員用チェックリスト(就労後)の2種類用意されています。
大阪市こころの健康センター 職業準備性チェックリスト
こちらのチェックリストは平成 20 年度「精神障害者雇用に関する啓発事業」雇用体験参加者および雇用体験協力企業の声をもとに作成されたそうです。
こちらのチェックシートのよいところは、定期的に振り返りすることができるところ!訓練しているうちに改善できたところ自信がついたところがでてきます。
定期的に振り返り自分の成長がわかるとモチベーションにもつながりますね!
また、チェックリストだけでなく支援者がいなくても振り返りができるように用紙が作られています!
これはひとりでも振り返りしやすい!!自分で書いた後に支援者や周りの人に見てもらうことでより気づきや学びがあると思います。
グラフが作れるようにもなってるので自分の準備ができているところ、準備がまだなところが見た目ですぐわかりますね!
障害者就業生活支援センターしゅーと就労支援のための評価シート
とっとりで作られた就労準備チェックリストです。
なんといっても鳥取版のいいなって思ったところは、各項目の具体的内容のところの定義がひとつずつしっかりされていること。
「例えばできているとはこういう評価です」といった具体的な説明がされているところはとっとり版だけかもしれません。
ひとりひとり生きてきた背景が違うし、支援者にしても福祉の世界は実際の営業や事務職の社会とは違いがあります。
こう説明がされていることで同じ視点で評価をすることができます。
また、ついでに支援計画書までついてくるのでこのまま計画書が作れる!見直し期間が記載されている点が素敵だなと思いました。
障害者就業生活支援センターしゅーと就労支援のための評価シート
社会福祉法人多摩棕櫚亭協会 就労移行支援事業所ピアス職業準備性チェックリスト
東京にある精神障害者の「働きたい」「ずっと、働いている」をサポートする多摩棕櫚亭さんが作った職業準備性チェックリストです。
このチェックリストのよいところは、本人と職員がチェックする欄が用意してあるところ。この欄があることで、自分ができたと思ってても職員としてみているかぎりはもうちょっと改善が必要だなと思うところを見つけることができます。
また、チェックリストの最後には今後の課題はなんですか?などチェックリストに取り組んだ後に振り返りができる自由欄が用意されています。
チェックリストに取り組んだ後すぐに気づきや課題をメモしていくことで改善につながりやすいですね。
逆に自分の知らない一面も知ることができるかも!
社会福祉法人多摩棕櫚亭協会 就労移行支援事業所ピアス職業準備性チェックシート
職業準備に取り組むなかでの優先順位について
職業準備性が確認できるシート、チェック項目がたくさんありますがチェック項目のなかでも実は優先順位があります。
それが障害者職業センターによる「職業準備性ピラミッド」というもの。
いくら作業能力があっても、コミュニケーション能力が高くても服薬管理が身についていなかったら仕事は続きません。
まずは健康管理が土台になります。
どうしても障害上難しいことがあると思うので、自分にとって優先順位が高い課題については支援者とともに確認することをおすすめします。
(どうしても目を見て話ができない、コミュニケーションが苦手!という方でも決められた作業さえしてもらえれば問題なしとコミュニケーション能力を必須としていない職場も多くあります)
1人じゃ難しいと感じた場合は支援機関の活用を検討しましょう!
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就労準備性チェックリストまとめ
就労準備性チェックシート、チェックリストで自分に今必要なことがわかりましたか?
自分はできていないと思っても、客観的にはできていることもあるので1人で完結せずに誰かにダブルチェックしてもらいましょうね!
障害を持って働くとなかなかうまくいかないことも多いので、支援機関の利用をおすすめしています。