障害現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。
この記事では就労移行支援を使っても就職できなひい人についてその原因をまとめてみまてみました。
既に就労移行を利用している人は今利用している事業所のスタッフに就職できない理由をあるなら聞くのが一番早いです。
聞きにくかったり、知り合いが就職できてなくて悩んでいることもあると思いますのでここでは私の経験上よくある原因をお伝えし就職できる方法をお伝えしますね!
就労移行支援を使っているのに就職できないの?
就労支援事業所は、就職をサポートする機関であって就職させてくれる機関ではありません。
だからこそせっかく利用したものの就職できないという可能性もあります。
実際に私の就労移行事業所でも年間で1割は就職せずに退所されます。
勤怠が安定していない場合は就職しにくい
まず就職するには勤怠安定が必須であり就労移行支援事業所を使っても勤怠が安定しない場合は就職できない原因の1つになります。
なぜなら会社は障害がある従業員を一定数雇う必要がある法律があります。
ただ、週20時間以上働かないと障害者雇用で働いているということになりません。
(2024年4月から時短勤務でも障害者雇用としてカウントできるようになりましたがまだまだ理解がある企業は少ないでしょう)
よって、就労移行支援事業所では週20時間以上の通所を目指して体力をつけることが多いでしょう。
ただ今障害者雇用という雇い方がどんどん柔軟になっているように感じています。
私の知っている会社さんのなかでは週3日3時間でもいいよという会社をいくつか知っています。
工場や飲食店ではただでさえ手が足りていないこともあり積極的に雇う方向性があるのではないかと個人的に感じています。
就職の面接などでもどのくらい仕事ができるかを聞かれます。
就労移行支援事業所に通っている頻度など聞かれ素直に伝えたところ不採用になることが多いでしょう。
ちょっと嘘をついてもし採用となったところで長く仕事が続かないと可能性が高いです。辛い思いをしないように面接は素直に伝えましょうね!
条件がよい求人を探していると採用が難しい
障害者雇用の求人はやはり一般求人と比べると給料は低めに設定されています。
今後の生活を考えて給料がよりよいもの、福利厚生がよりよいものを探す気持ちもとてもよくわかります。
ただ、条件が良い求人はそれなりにライバルが多くなかなか採用に結びつきにくいことが多いです。
未だよくあるのが、身体障害の方を想定して求人票を作っているなんて場合もよくあります。
大手の場合はリスク回避として未だ精神障害を避けている企業もあるのです。
初めから条件がよいものばかりではなく、「ステップアップができる」「いずれ給料アップが見込める」そんな求人もぜひ検討してみてください!
また、障害発症してはじめての就職する場合や働いていない期間が長くある場合はまずは仕事の経験を積んで2年間ほど働いてから転職をするのもおすすめです。
良い求人を探し続けるとどんどんブランクが空いてしまい働いていない期間が長くなると就職できない可能性が高まりますので注意です!
自分の特性や配慮を客観的に把握できていない
就労移行支援事業所のなかで訓練を行い、自分の障害や必要な配慮について考える機会はたくさんあると思います。
ただ、そのなかには自分の障害を受け入れられない場合やどうしても客観的に自分が見れないということがよくあります。
自分の障害の影響ではなく周りが悪いから上手くいかないという考え方をしてしまうことがあるのです。
自分の障害を受け入れ、周りと円滑に仕事を進めることができるような自分なりの対策と企業側に配慮を求める必要がありますが、まず自分が苦手なことを受け入れないと進みません。
書類選考で受かったとしても面接になると、障害についてたくさん聞かれます。
そのなかで本人の発言と客観的にみえる言動から矛盾があれば採用を見送られることがよくあり就職できないことも。
障害の影響でできることが少ない
障害者雇用として働きたい気持ちがあっても、手があまり動かなかったり、移動にすごく時間がかかったりどうしてもできることが少ないとなかなか就職に結びつきにくいです。
これはあなたが悪いのではなく、どうしても応募先で他の方と比較したときに仕事ができる方を企業が選ぶことからライバルに勝ちにくい影響があります。
障害者雇用としても、ある程度の仕事ができる人を企業が求めていることもあるので、どういった仕事ならある程度のスピードでできるのか等自分のできることを増やしていきましょう!
脳性麻痺の方で身体が動かしにくい場合に就職しずらい、就職できないことが多いです。
ただ、重度障害の人を雇いたいという企業も一部ありますのでそういった企業を検討していきましょう!
10件以上は応募しないと就職は難しいかも
既に就労移行支援事業所を利用している方はどのくらい今まで応募しましたか?
障害がある方は思っている以上にたくさんいらっしゃいます。
なので1件や2件応募したところですぐに採用ということは難しいです。
ただ、地域や応募する条件によっては状況は異なります。
もし不採用が続くと自信がなくなって症状が悪くなってしまいそうという場合は就労移行支援事業所のスタッフに相談して事前に就職の可能性を確認してもらいましょう!
応募数を確認してもらったり、事前に体験をしてみて応募しなくても採用の可能性を確認してみるという手段があります。
社会人として感情のコントロールができていますか?
就労移行支援事業所は福祉サービスのひとつです。
これから働く社会よりもとてもやさしい空間になっているはずです。
それにもかかわらず、支援員に怒っていたりもめている場合は就職が難しいことがあります。
もちろん支援員の質が良くないのが理由ということはあります。
理不尽だと感じることがあっても感情的にならずに冷静に改善を事業所に求める必要があります。
就労移行支援事業所のなかでもめたり怒ってしまう場合は就職しても人間関係でもめる可能性が高いです。今よりもっと社会は理不尽なものなのです。
就労移行支援事業所としても感情のコントロールができていないと判断していると就職活動を前向きにすすめにくいということがあります。
どうしても不安に感じてしまう
就職活動をすすめるなかで、必要以上に考え込んでしまって不安になってしまう場合は一般企業に就職するよりも、A型事業所という福祉的なサポートがある事業所に就職する方がよいかもしれません。
障害者雇用で就職しても環境が良い場合は不安にならずにお仕事ができると思います。ただ相談できる人が常にいるというわけではありません。
だれもが障害者雇用で就職することがよいとは限りませんので自分に合ってどんな働き方がよいのかは担当のスタッフと話し合いをしていきましょう!
就労移行の事業所がそもそもよくないケースも
就労移行の事業所では就職活動のサポートはしてもらっていますか?
数多く存在する就労移行の中では、就職活動のサポートをあまり知らないスタッフもいるため事業所が原因で就職できないケースもあります。
書類添削、面接対策、障害者雇用の仕組みについてスタッフは教えてくれますか?
就労移行支援事業所が使えるのは2年間です。少しでも変だなと思った場合は他の事業所を見学して相談してみるのもひとつの手段!
就労支援事業所にいるうちに就職する方法
ここからは就労支援事業所で就職するためにじゃあどうしたらよいのかをまとめます。
利用している就労移行事業所の支援員と就職するための計画をたてる
就労移行支援事業所に通っている方は利用するにあたって「個別支援計画」を立てていると思います。
利用する際に不安点や訓練したいことについてスタッフの話をしたはずです。
支援計画の目標に向かってコツコツ取り組みましょう。
支援員のことを信頼できなんでも話ができるようになると就職活動が進みやすいです。
あなたにあった職場環境や仕事内容など客観的にどう見えるかを教えてくれるでしょう。
書類選考の対策をする
ハローワークなどででいる求人は書類選考スタートが多いです。
就労支援事業所のスタッフに書類の添削をしてもらいましょう!
面接の対策をする
面接はありのまま素直に話すが一番なのですが多少テクニックが必要です。
こちらにまとめたので参考にしてね!
就労移行支援事業所を使っても就職できない理由まとめ
いろいろと説明してきましたが、就労移行支援事業所を使っているのに就職できないという場合は担当のスタッフに相談してみましょう。
あくまで今回の記事で紹介したのは一例です。自分で感じる就職できない理由と客観的にみた就職できない理由は違うことがよくあります。
計画的に就労移行支援事業所で訓練を行い自信をもって就職活動を実施していきましょう!
就労経験ある方はこちらもおすすめ!
https://www.2kaime.com/?p=710
就労移行支援事業所が就職のサポートをあまりしてくれない場合は他の事業所に移ることも検討くださいね!
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