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2019年11月に放送されたNHKプロフェッショナル 仕事の流儀 「あなたらしく、笑顔で生きて~精神科医・本田秀夫~」という発達障害を診るスペシャリストのまとめです。
“見えにくい障害”とも呼ばれる発達障害(自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害など)。信州大学医学部附属病院の精神科医・本田秀夫は、発達障害を専門にする日本屈指のスペシャリストで、乳幼児期から成人期まで長期にわたって診察を続けるという世界的にもまれな臨床経験を持つ。「“普通”とは何か?」「幸せに生きるとは?」そんな根源的な問いを胸に、自信を失った人々の生き方を肯定し、寄り添い続ける。
【出演】精神科医…本田秀夫,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
発達障障害を診るスペシャル仕事の流儀まとめ
小中学生の15人に1人が発達障害の疑いがあるという
人知れず生きずラサを感じ、不登校や引きこもりになる可能性も多い。
本田はそんな家族や子供に寄り添い適切なアドバイスをおくる
印象に残ったところだけまとめました!全部みたいかたはU-NEXTで確認できます!
\精神科医でプロフェッショナル仕事の流儀に出演するのは本田先生がはじめて/
精神科医本田医師の仕事の流儀とは
本田先生は患者さんの話を聞き一緒に笑っています。
先生は発達障害は個性の一部であり、治療してなくなるものではないので訓練や薬によって無理に抑えることはせず、どんな悩みも笑顔で受け止め相手を否定しません。
本田医師基本的にね、自分のやってるのは診療であり治療ではないと思ってるんですね。発達障害の診療というのはかなり頑張ってもできないことを頑張らせるのとは違って、意欲やモチベーションを引き出すんですよね。
ところがいろんな理由でその威力を低下させられちゃっている人たちの場合に1回さがったエネルギーをどうやって持ち上げるかが大事で。
先生は自分の役目は発達障害からくる生きづらさを柔らげ、意欲をひきだすことだと考えているそうです。
本田医師全てのことをプラスに考えるという発想ですよね。決してげきてきにどんどん上向きになることはなくても、そこにポジティブな目を見つけることは可能だと思うんですよ。
いまうっている一つ一つの手は地味だしすぐに結果がでるものじゃないかもしれないけど、それが着実になにかプラスになる可能性があると思えることをしていくということですよね
りゅうせい君はある特定の漢字が書けない
「読み方は分かるんですけどそれを実際に書こうとするとかけない。」りゅうせいくんは3年前に学校生活になじめず不登校になり本田の診療をうけはじめた
数か月に1度のペースで本田との対話を重ねた。次第に前向きな気持ちをとりもどし1年半後また学校に通いはじめた。
その後も本田は定期的にりゅうせいくんをみている。
りゅうせい君との診察は野球の話がメイン。先生はりゅせい君との何気ない会話から相手の心を探っているそうです。
話しの中で大丈夫とみるとさりげなく本題に入り、去年は不登校だったが今学校に通えていることに対して状況を確認していく「なんで今年はそんな頑張れるの?」と聞きます。
そうするとりゅうせい君も素直に話すことができていました。
母長いスパンで見るようにとけっこう先生は言ってくれる。つい無理をさせたくなるじゃないですか。本当に長いスパンでみてかないとね
本田の仕事は診察室にとどまらない<NPOの設立>
本田先生の仕事は医師だけではなく発達障害のある人たちを支援するNPOの活動をしており、この日は鉄道好きの仲間が集まる会を開いていました。
本田医師こうやってみんなで会をもりたてていって、達成感を得て帰るっていうのはこういう活動がいちばんよい意味で治療的だといえると思ってますけどね。社会に出るモチベーションをもちますよね。
自分だけ孤立するのではなくて好きなことを通じた仲間がちゃんといるということが実感できる場じゃないですかね
コミュニケーションが苦手でも好きなことだと積極的にしゃべることができとても会は盛り上がっていました。
先生が30年考えていること
本田医師その人にとっての幸せって何だろうかっていうのは考えますよ。
発達の問題ってどういうタイプの人たちが世の中の多数を占めているかによって有利不利が決まる部分があるんですよね。
自閉症スペクトラム症は平均的な人よりも興味が偏るから問題になる。学習障害の人っていうのも平均的な人よりも勉強が苦手だから問題になるんですね。
それは要するに普通ってなんだろうって話で、どこまでを障害とみなすのかどこからは普通とみなすのかという話は30年ずっと考えている。
本人は悪気はないし時代や場所によっては普通に生活できていたかもしれない人がある社会の中じゃはじかれちゃうということがあるんでしょうね。
いまそういう時代だと思うんですよ
支援者にとってとても共感できる話ではないでしょうか。
また話をする中で本田医師は自分でも障害の傾向があると話をされていました。
発達障害の傾向が当てはまる人なんてたくさんいて、そういう自分の中でもあるような特徴がちょっと強い人たちがいるんだよくらいに思ってもらえるといいなと思っているそうです。
興味深い父の存在と精神科医のいままで
数学に没頭し保険会社で活躍していた、興味を持つととことんのめりこむ父。
コミュニケーションが一方的でこだわりも強く、発達障害の傾向がありつつも前向きに生きてきた父の姿が本田医師の原点。
本田医師の出版した本をみて「これは自分のことじゃないか」と父は思ったそうです(笑)
そんな父の存在もあり、本田医師は勉強でずば抜けた成績で東大から唯一興味がもてた精神科医になることに。
発達障害の人の問題行動を極力押させることが治療とされていた時代に先生は精神科医として働き始めます。
問題行動を改善できるよう働きかけるものの全く成果は得られませんでした。そんななかある出来事がありました。
ある日の診察でのことだったおもちゃで遊び続けいくら話しかけてもこたえようとしない子供がいた。
本田さんはおもちゃ遊びをやめさせるのではなく一緒に遊んでみた。
するとその子は落ち着き問いかけにも応えるようになった。
その後も多くの子供たちで同じような体験をした。本田さんは考え続けた。
「治療して子供を変えるという考えは本当に正しいのか?」そしてあることに思い至った。
あたりまえとされている子供の変化を促す方針におかしいと言えた本田医師。
それにはある家族の存在が大きかったのです。
本田医師ぱっと気が付いて、うちのおやじそんなにコミュニケーションが上手なわけではない。マイペースだしあれででもよくやれているななんて。
逆に空気を読まないけれども本人はとてもハッピーって状態ってあるよなって気づいたんですよね。
そうなんですよね。結局本人がハッピーだったらそれでいいわけですよ。
周りがいくらあーだこーだ言ったところで本人がどうとらえてどう生きていくのかが大切。
こうして発達障害の特徴を前向きにとらえる本田さん流の診療がはじまったそうです。
ある女子高生との対話の日々
空気を読んでコミュニケーションが苦手。その特徴から周りの反応を気にしすぎて疲れてしまうという問題を抱えるゆづきさん。
こだわりが強かったり、気分の落ち込みもあり一時期は自殺まで考えていましたが、本田医師に出会い少しずつ自分なりの対処を考えることができるようになっています。
ただ当時は全くゆづきさんとの会話はなく母親と話すしかなかったそうです。
本田医師距離が見えないときはずっと待ち続けるのもある意味攻めのポジティブですよね。どこに足を踏みだしても悪くなることがわかったときはとにかくじっと固まって時間がたつのを待つのも一つの手なので。
ゆづきさんが突然口を開いたのは2年後だったそうです。5年間診察をしていて一番の進化は周りに相談ができるようになったことなんだそうです。
この長い視点、あなたは待てますか・・?
\通院の時に使えるよ/
精神科医本田先生が書いてる発達障害に関係する本
こちら番組とは関係ないのですが本田先生はたくさん本を出版されています。
こちらの2冊はアマゾンでベストセラーになっていますね!
いろんな年代や性別をターゲットに本も出版されとても実践的!!
精神科医・本田秀夫の仕事の流儀まとめ
本田先生が唱える発達障害についての捉え方について知って気持ちが楽になった方が多くいるのではないでしょうか。
相手を否定せず「まあいいんじゃない」と受け入れる先生の姿勢、安心できますよね。
障害があるとどうしても生きづらさが出てくることがおおいです。一人で抱え込まずに生きていきましょう!
\他にも発達障害に関する番組はこちら/