現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。
支援学校を卒業してそのまま就職を考えている方に向けて、特別支援学校を卒業して支援学校からそのまま就職するのはもったいないかもしれません。
この記事では就職する前に就労移行支援事業所について見学に行かれることをお勧めする理由を説明します。
特別支援学校卒業後就職より就労移行をすすめる理由
仕事を想定して自己理解が深まる
就労移行支援事業所は2年間利用ができます。そのなかで様々な訓練を行い自分の得意なこと、苦手な事、障害のことについて確認をすることができます。
支援学校では授業が行われますがなかなか仕事に近い経験をする機会は少ないです。また、特別支援学校の先生は一般社会を知らない先生も多いため、先生からの注意が一般社会の感覚と少しずれてしまうなんてこともあります。
就労移行支援事業所は障害と診断されている方々が就職のために訓練をする福祉サービスです。
障害者雇用として働いている人たちの支援をたくさんしていることもあり、自分の長所や短所、自己対策が必要なところ、配慮が必要なところなどより実際の社会を想定して自己理解を深めることができます。
支援学校卒業後すぐ就職よりも就職先の幅が広がる
支援学校でも就職活動の担当者がおり、就職活動の手伝いをしてくれるものの先生はとっても忙しいのでそこまで対応してくれない可能性が高いです。
よく聞くのは、卒業生がいる職場をいくつか実習をさせてもらってそのなかから選ぶという方式でしかたなかったという話や、先生に紹介してもらったのがこの職場だけだったといった話も聞いたことがあります。
支援学校卒業後の就職率は3割ともいわれているんですが、忙しいからといってもその3割がこんな決まり方だったらちょっと嫌ですよね。
就労移行支援事業所の場合は紹介をしてくれる場所ではなく就職活動のサポートをする場所なので就職活動の方法を教えてもらって求人の中から自分の興味ある求人に応募できます。
支援学校の先生よりは就職活動のサポートに時間をかけるわけなので安心して就職できる可能性が高いです。
支援学校卒業後すぐ就職するよりサポートが手厚い
一番大切なのは実は就職後のサポートです。なんたって就職してもすぐ退職してしまうともう学校は卒業したわけだしとても不安があると思います。
支援学校としても卒業後サポートしてくれますが、メインは支援学校での先生なわけなので卒業後のサポートの頻度はどうしても少なくなります。
また、サポートの頻度は何かで決まっているわけではないので学校ごと、先生によってだいぶ差がでるものです。
ただし、就労移行支援事業所から就職した場合は卒業後に再度定着支援事業というサービスを使うことで、最大3年半年は就労移行支援事業所からのサポートがあります。
定着支援事業とは国で決まっている福祉サービスのひとつで本人が希望すれば毎月1回は必ずサポートが得ることができるサービスなので相談できる機会が3年間も毎月あるのは安心できますよね。
就労移行支援事業所に通っても自己負担はないことが多い
支援学校卒業後すぐに就職する場合のメリットはすぐに給料がもらえることだと思います。
就労移行支援事業所は訓練するところなので給料はもらえません。ただ、自己負担はかからないことが多いです。
就労移行支援事業所の利用料は、9割が国と自治体が負担し残りの1割が自己負担とされています。
さらに、世帯所得(本人と配偶者)に応じて、「負担上限月額区分」が設定されており、全然利用しなくても毎日のように利用してもそれ以上の負担は生じません。
引用:【厚生労働省|障害者の利用者負担:
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/service/hutan1.html
実際にうちの町はずれの小さな事業所でも8割の方が自己負担額0円で利用することができています!
支援学校を卒業した後も学校に行くような感覚で就労移行支援事業所を利用することができるのです。
就労移行支援事業所が支援学校卒業後にはお勧めの理由まとめ
・より実践的な訓練のなかで自己理解を深めることができる
・就職活動のサポートが手厚い、支援学校より質が高い
・就職後のサポートが支援学校より手厚い
特別支援学校の先生はとっても忙しいなかでの就職活動や就職後のサポートにどうしてもなってしまうので、安心して働きたい場合は就労移行支援事業所の利用をおすすめします!
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