障害現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。
この記事では今回は障害者雇用が難しいと考えている企業さんはなんでそう思うのか障害者雇用をを難しいと思わないようになるにはどうしたらいいかをまとめました。
障害をもっていて面接や書類応募するけど結果が出ない方はこちらをどうぞ!
ひとりじゃむずかしいときは就労移行支援事業所はおすすめ!
障害者雇用担当者の人事の方は毎年6月1日までに指定された人員数、障害をもった方を雇い現状を報告し状況に応じて罰金を払う制度があります。
毎年6月までに定められた人数障害者雇用を進めましょう!
障害者雇用が企業側として難しい理由本音
企業側が障害者雇用を難しいと思ってしまう理由をまとめました。
いろいろ難しいと思っている理由があるものです・・・
障害者雇用をしたことがない
初めての障害者雇用をする必要がある会社さんは特にどうか関わったらよいか分からないというのが本音だと思います。
必要以上に気を使っていろいろ考えるので難しいと感じる企業が多いです。
そういうときはとりあえず一回会ってみましょう!
人間は知らないことに対して恐怖を感じるものなので実際に障害のある方に会うとめちゃくちゃイメージが変わります。
障害者雇用をしたいけどどうしたらいいか分からないときは専門機関に相談してください!
ハローワークで研修会があったり、福祉サービス事業所でも障害を知る機会はたくさんありますよ!
障害者雇用を過去に経験したが上手くいかなかった
一度障害や雇用を経験してしんどい思いがある場合は次チャレンジする気がうせてしまいます。
なんだか分からないけど、「障害者は心が優しい」というイメージがある方がいますがそれは障害があってもなくても一緒で人間にはいろんなひとがいるものです。
「障害者だから」として接するより「多少配慮が必要な同じ人間」くらいに考えましょう。
実際に私が経験したなかには、私の目の前で辛いと涙される担当者の方がいたり。
(もちろん逆に仕事やめたいって涙される当事者の方がいて一緒にやめたりもしました)
障害者雇用では過去の経験から不安も多いと思いますからその場合は職場実習を行いましょう!
雇用する前に、中高生の職業体験のような体験をして、お互いここでやっていけるかどうかを1週間くらいで見極めるようにするのです。
職場体験のような実習はハローワークは対応できないので福祉機関に相談しましょう!
障害者職業センター、障害者就業生活支援センター、就労移行支援事業所に声をかけるのがおすすめです。
障害者雇用をどこの部署に配属させてよいものかが難しい
障害者雇用として雇用して採用した面接官がいる人事で一緒に仕事をするならまだ楽だと思います。
だってなにかあったら自分がサポートしていけばいい話です。ただ、ほとんどの企業はどこかの部署に配属させるという形をとります。
そうなると、どこのだれにサポート役をお願いしたらよいかすごく悩むのです。本音としてみんながハッピーになれる部署なのか・・
障害者雇用が上手くいっている企業はみんなが障害理解しているわけではなく、その会社のどこかのだれかが上手くやってるから上手くいっているわけです。
大阪支店でうまくいってても広島支店では誰も障害者雇用辞めまくっているなんてことはよくあることで安心してサポートしてくれる環境を探すのが難しいのです。
そういうときは、とりあえず先ほど消化した職場実習をいろんなところでやってみましょう!理解がある従業員が誰かがわかるものです(笑)
いきなり実習というよりかは顔合わせをして、部署で受け入れられるか検討してもらったらいいですね!
障害者の実習ができないし面接だけで見極める自信がない
さきほど、職場体験をおすすめしたのですが、個人情報保護の観点から職場実習ができない企業も多いでしょう。その場合は面接でしっかり働けるかどうか確認しましょう!
障害者雇用は難しいというイメージがありますが、面接でじっくり話せばそこまで難しくありません。
障害については詳しく聞いてはいけないような偏見があるようですが、障害のことを伝えられるような人でなければ働いてから障害の話になった時どうなるか分かりません。
障害を素直に受け入れている人を雇うようにじっくりいろんな話をしましょう!
これは障害者雇用に限った話ではなく通常の雇用でもちゃんと話をきいて自分の会社で働いてやっていけそうかどうかはお互い確認が必要ですよね。
障害者雇用を会社だけでやるから難しい
障害者雇用は難しいだからこそ、自分たちだけでサポートするのではなく支援機関の力を借りるのが上手く障害者雇用ができるひとつの方法です。
支援機関とつながるメリットはこれ!
障害者雇用が上手くいくセミナーを開催している(かも)
障害者雇用が上手くいっている事例を教えてくれる(かも)
障害の人にどう関わったらいいのかを教えてくれる(かも)
障害者雇用したいときに、障害を持ってる方を推薦してくれる(かも)
障害者雇用についてとりあえずなんでも相談にのってもらえる!!!
さまざまな支援機関の存在を知って、協力して障害者雇用を成功させていきましょう!
支援機関について簡単に何をしてくれるのかをご紹介しますね。
障害者職職業センター
障害者雇用のいちばん専門的なのは各都道府県にある地域障害者職業センターwww.jeed.or.jp
簡単に伝えるとこんなことしてくれます!
・障害者雇用の雇用管理の課題を分析して必要に応じて助言、援助
・障害者雇用をしたとき、障害を持ってる方の特性を踏まえた直接的専門的な援助を適時企業訪問して実施(ジョブコーチという制度です)
・障害者雇用担当者に対して専門的な養成研修を実施(職場適応援助者養成研修)
・障害者雇用の助成金の援助
・障害者雇用をするときに役立つ機器の無料貸し出し(原則半年以内)
障害をもっている方のメリットは以下でどうぞ!
各都道府県に1つしか設置されていないのはデメリットですね。
少数精鋭で業務をされてるので、動きは遅いかもしれません。
障害者就業・生活支援センター
就業だけじゃなく生活面の相談にものってくれるよりサポートが手厚いかもしれないのが障害者就業・生活支援センターです。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000146182.pdfより抜粋
こちらも全国にあります。身近な機関は
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000146183.pdfから確認できます。
・面接に同行し、本人の特性について客観的に説明してくれる
・働いている障害を持った方の通院同行や生活目のサポートをしてくれる
・障害をもっているかたの悩みにのり、企業との仲介をしてくれる
身近にある支援機関です。
障害者職業センターより多くの数は設置されているものの働いている人の数は少ないです。
どこまでサポートしてくれるかは施設によってだいぶ差があります。
就労移行支援事業所
こちらは、障害を持っている人が2年間という期限内で就労するための訓練をして就職活動をするような施設です。
就労移行支援事業所で訓練をしている人の就職のサポートをしているので、面接同行として一緒についてきてくれたり就労後のサポートも半年間してくれます!
簡単にメリットとしては
・障害を持った人の情報を客観的に教えてくれる
・就労後のサポートとし定期的な面談や企業の悩みにのってくれる
・他の上手くいっている企業のやりかたなど教えてくれる(かも)
・障害者雇用として働きたい人と会うことができる!(採用につながるかも)
大きいところだとwww.welbe.co.jp
近くの事業所ににまず見学に行ってみるのをおすすめします。
障害を持った人と全然かかわったことがない場合は、どんな人を雇えばよいかを考えるヒントになると思います。
また、障害者雇用として採用したい場合就労移行支援事業所で訓練している人を雇った場合は担当スタッフがついているので詳細を教えてくれます。
ハローワークや自社サイトから直接応募してくるような場合、障害を持った人と人事とのやりとりだけになり、障害詳細があまり理解できない事が多くあります。
また、直接聞きずらいなということもありますので、普段の様子を知っている就労をサポートしている支援機関の人に「ぶっちゃけ働けますか?」と聞いてみましょう。
実際に企業の方で「障がい者雇用を成功させるには 就労支援機関との連携がポイント」
という記事を見つけました。だって人事は障害者雇用だけしているわけじゃないし忙しいので手伝ってもらいましょう!
障害者雇用が難しいと感じる企業の理由まとめ
今回は企業さんがなんで障害者雇用を難しいと思うのかをまとめてみました。
障害者雇用の経験がなかったり、障害者雇用の人にやってもらう仕事を考えることが出いない場合に進まないことが多いです。
ただ、自分の会社だけで採用を進めようと思っていることがむずかしく感じる理由なので、専門的な機関と一緒に検討していきましょう!
障害者の就職が難しいと思うのは上手くやる方法を知らないだけ!ちょっとやりずらいと思い込んでいるのが本音です。