障害現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。
この記事では障害者雇用として働きたい場合に絶対絶対これだけは面接で聞かれるという質問があるので、2つの質問についてポイントをお伝えしていきます。
障害者雇用での面接で絶対聞かれる質問とは
就労移行支援事業所で働く私は今まで多くの障害者雇用の面接に同席してきました。通常の面接のようにみえて内容は通常のものとは異なります。
今までのなかで必ずこれだけは毎回聞かれるもの質問をご紹介しますね!
障害者雇用で絶対質問される「あなたの障害について教えてください」
必ず聞かれる質問です。まず一言「○○障害です」と診断名を答えましょう。
人によっては重複している場合もありますね。その場合は○○障害と二次障害による○○障害です。
隠さず素直に伝えましょう。
企業が確認したい内容は以下になります。
・障害のことを自分で理解できているのか?
・今働ける状態なのか?
・自分なりの対策はあるのか?
・どういたことができて、できないのか?
・素直に仕事をしてくれそうか?
障害について説明をする中で、気になる点があれば企業側から質問をされます。
疑問を感じさせないような説明方法を検討しましょう。
また、面接のよいところは企業が不安になった点があれば質問してくれることです。
しかし忙しい企業であれば質問をせずにあなたの話している様子だけみて見送られる可能性もあります。
「今働ける状態であること」「働きたい熱意」を伝えましょう。
障害者雇用でよくある不採用になる面接解答とは
自分がこういった説明をしていないかチェックしましょう。
「私は統合失調症です。幻聴がたまに聞こえます。そういったときはお休みをさせてください。」
具体的に説明できず自己理解に懸念があります。幻聴の対策があるのか?仕事ができないのかもと思われます。
「小学生の頃から落ち込みやすいところがあったのですが母親に連れられて病院にいったところ双極性障害かもしれないと言われて、そこから3年後くらいにやっと診断されたんですがどうしても自分ではその障害がよくわからなくて働き続けてたんですけどやっぱり上手くいかなかったんです」
事前に何を話すか対策をしていない例です。
とりあえず思いついたことを話し何が伝えたいかわからないという状態になりがちです。
「話が長くコミュニケーションがとりずらい」「意思疎通が難しい」と捉えられるかもしれません。
「発達障害です。最近よくテレビでやっているものですね。」
おなじ障害でも、症状や得意苦手は人それぞれです。自分の場合はどうなのかを具体的に話しましょう。
「下枝障害として車いす生活をおくっているのと、うつ病があります。先生からは働けると言われているので特に問題ありません。」
「特に問題がありません」「大丈夫です」とう返答を企業は心配します。
根拠として、3年間症状が落ち着いているや先生からの助言、自分なりの対策を伝えましょう。
「軽度知的障害があります。長い説明だとどうしても途中でわからなくなってしまいます。
また、手先が細かいような作業も苦手です。あと人間関係でもよく怒られることがあります。
どうしても気が利かないと言われることが多いです。」
自分に自信がない場合は不安点ばかり伝えがちです。できないことは要点をまとめて伝えましょう。
またできないことだけではなく、できることを伝えることで企業が採用後どんな仕事ができるかイメージすることができます。
障害者雇用で採用に結びつきやすい回答とは
「私の障害は発達障害とその影響でのうつ病です。
働き始めて仕事が上手くいかず落ち込む日々が続き病院に行ったところ診断されました。
診断されてからは服薬と障害について理解を深めた為1年ほどうつは安定しております。
発達障害により、臨機応変な行動が苦手ですが一つずつ仕事を教えて頂いたり仕事の流れが
決まっている業務であれば問題なく仕事ができます。
落ち込みやすい性格ではあるので何かあった時は相談させてください。」
自分の障害についてはしっかり話ができるようになっておきましょう!
具体的に自分の障害や対策が伝えられない場合は準備不足です!
もし就職してもまた退職してしまうかもしれません。自分の障害を理解し対策を身につけましょう。
・まずは診断名を一言で伝える
・自分の場合の障害の症状を簡潔に伝える
・どのくらい安定しているのか、働ける状態(自分なりの対策含む)を根拠とともに伝える
・応募先の業務内容を想定してできることとできないことを伝えるとより分かりやすい
障害者雇用の面接で絶対質問される「今までの退職理由を教えてください。」
前職がある場合は必ず聞かれる質問です。退職理由を伝えるときは言い回しを考えておく必要があります。
事実はひとつでも言い回しによって相手の印象が変わるのです。
人間関係で辞めた場合の良い回答悪い回答とは
「人間関係でもめてやめました。」
これだけを返答すると、「攻撃的な性格なのかも」「被害的に捉えてしまう方かも」と企業は不安に感じてしまいます。
「障害が分からず仕事をしていたため、空気が読めないなど指摘を受ける事が多く落ち込みがちになり退職に至りました。
今は障害を理解し苦手なことは周りの人に頼んだり、特異なことは自ら手伝ったりすることができています」
「障害特性も影響しているのか、落ち込みがちになってしまったため退職しました。
当時はだれにも相談できなかったことも理由にあったのですが、今はデイケアに通い先生と良好の関係を気付けており認知行動療法の口座を受け実践しているため今では不安があっても相談しながら仕事ができると思います。」
辞めた理由と今の現状をセットでお伝えしましょう。
他にも、よくよく考えると人間関係でもめたのは、業務が限られておりステップアップできなかったことかもしれません。
それだとこんな言い回しも可能です。
「業務を一通りできるようになったのですが、これ以上社内でのステップアップが難しいことがわかり、自分のできる幅を広げる為退職しました」
退職した理由はいくつかあると思います。相手の立場にたち、安心してもれる説明を意識しましょう。
体調不良で退職した場合の良い回答と悪い回答とは
「体調不良でやめることになりました」
事実ではありますが企業側からするとこれだけの返答だった場合、「また仕事がはじまると体調が悪くなるのでは?」と不安になります。
そこで体調不良になった原因や今は大丈夫であることを伝えましょう。
「臨機応変な業務がどうしても自分の障害上難しく上司に相談したのですが別の業務がないということで継続するの中で体調不良になってしまい退職しました。」
「仕事のなかでだれにも相談できる人がおらず、不安を解消できうに体調不良になってしまいました。今は主治医に相談することができていますし、貴社でも相談できる人を紹介していただけると幸いです」
安心できませんか?
・辞めた理由を聞かれたら今は問題がないこともあわせて伝える
・次同じような理由で退職にならないことを根拠とともに話そう!
障害者雇用の質問、面接対策は手伝ってもらえるその方法とは
障害があるとなおさら、自分ひとりで質問の返答を考えたり面接の対策するのは困難です。
客観的に自分の説明が相手にどのような印象を与えるかを知るために他の人に手伝ってもらいましょう。
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上記ならすぐに相談することができます。自分の面接対策にアドバイスをもらいましょう。
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