現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。
この記事では、障害者雇用で働く中で、まれに障害者雇用の者同士、上司とトラブルになってしまうことがまれにあります。
障害者雇用で働くなかでトラブルに巻き込まれないようにたまにあるケースをまとめました!
障害者雇用でのトラブルは3つにわけられる
職場での障害者雇用のトラブルは大きくわけてトラブルとなるパターンを私が経験するなかで相談された内容をもとに3つにわけてご紹介します。
・障害がある方の問題(障害をもった方の認知が歪んでおり企業側が適切な関わりをしたがトラブルに発展した等)
・企業側の問題(企業側が障害を持った方へ悪意のある対応をしてトラブルに発展した等)
・どちらともいいがたい問題(企業側、本人ともにどうかかわってよいかわからずトラブルに発展した等)
自分の場合はどれがあてはまりそうでしょうか?
障害がある方に課題があったケース
事例Aさんのケース
通常の従業員と変わりなく同条件で時短のみ配慮が必要とのことで採用し、ほかの従業員と同様に業務レクチャーしたもののミスや物忘れが多く見られた
強く叱責することなく適時指摘や改善策を共に検討していったものの「ばかにされている」「いじめられている」などといった発言があり虐待だといきなり騒がれた
職場で働いていると、相手の悪気ない一言がとてもきつく捉えてしまうといった認知が歪んでしまうという傾向がある場合があります。
\参考にこちら/
過去をふりかえって、「悪口を言われることが多かった」「人間関係でもめがち、退職は人間関係が理由」という場合は悪気ない相手の一言がとてもきつく感じてしまう傾向があるかもしれません。
嫌なことがあったときに感情的になってしまう、徹底的に詰める、誰にも相談できないといった手段をとりがちな場合はトラブルになることがあるでしょう。
何かあれば退職しがちという方は仕事が続きません。
安心できる職場じゃないから相談できないとかしんどく感じるということはあると思いますので、何かあった時に職場の人じゃなくても周りに伝えてストレス発散することは大切です。
そして自分がどういった性格であり長所短所と障害特性は何なのかをしっかり自覚し説明できるようになることから自分の傾向を理解していきましょう。
障害者雇用で働く場合はトラブル回避のためにも「支援機関」を利用するのが一番です。
何か嫌なことがあったとき支援機関に相談して企業との間にはいってもらいましょう。
\あなたの使える支援機関はどれ?/
企業側に課題があったケース
会社側の勝手な判断
私の経験したことがある相談があったトラブルのケースです。
障害者雇用で入社したものの、周りの人が関わりずらいだろうという人事の判断で障害があることを周りの職員に伝えずに障害者雇用をすすめたがすぐにやめてしまった(トラブルになり不適切な対応があったと訴えられた)
障害を開示する範囲や配慮を伝える範囲はあなたの希望を伝えることができます。
企業側の判断で障害といっても普通に見えるから言わないでほしいなんて会社がありますが、できないところで配慮が得られずにしんどい思いをするのは自分です。
しっかり自分がどう働きたいか、どんな配慮をもらいたいかを伝えましょう。
どうしても言えない、一人で働いていく自信がない場合は支援機関のなかでも就労移行の利用がおすすめです。
会社側の障害理解のなさ
このトラブルは企業側が問題です。
発達障害なのは知っているが、障害を言い訳にするなと企業に言われた。
相手の気持ちを読み取るのが難しいと伝えるが空気を読めといわれる
障害者雇用について理解がない企業担当者もなかにはいます。これはトラブルにとって当然ですし、障害者虐待として通報されたら確実に企業側が悪いということになります。
\法律でいろいろ整ってきているよ/
障害について全くもって理解がない、配慮する予定だったのに全く配慮してくれない場合は障害者虐待と捉えられることもあります。
障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律という法律がありますので役所の障害福祉課に直接相談するのもありです。
また、直接相談はしずらいことが多いと思うので、支援機関の人にまずは相談して誤解や理解が正しくされているか等一度企業に問い合わせてもらうとよいでしょう。
会社も大ごとにはしたくないですしトラブルは回避したいものなので支援機関からの問い合わせだけでもだいぶ改善してくれる企業が多いですよ!
お互いどうしたらよいかわからずトラブルに発展した
障害者雇用で入社したが仕事がない
とりあえず雇用したが、任せられる仕事が少なく暇を持て余すことが増えて休みがちになってしまった。(障害者差別だとトラブルになった)
雇われた側として仕事がないと、やりがいをもてず早期退職につながりますし人によっては症状が悪化してしまうことがあります。トラブルになるでしょう。
本来であれば障害者雇用を受け入れる前にお願いする業務というのは決めておくものなのですが、なんとなくはあるものの障害者雇用を受け入れてから仕事を頼む中で本人向けの業務を考えていくといった会社もあります。
そのケースの場合はどうしても忙しい場合にあとまわしにされがちなのです。
何も仕事がない時間をラッキーと思う方もいるでしょうし、しんどさを感じるひともいるでしょう。
しんどい気持ちがあることは伝えないと周りは分からないものです。
仕事がない状態がしんどいことは周りの方に伝えていきましょうね!言いずらいならここでも支援機関を通じて相談することで伝えてもらいましょう。
職場で関わる人達の指示が違う
周りの人たちが忙しそうで、業務について分からず相談をするがそれぞれ回答がちがっていて、どう仕事をしていいか分からず、ストレスがたまり症状が悪化した(トラブルになった)
どうしても周りが忙しいと障害をもっていなくても声をかけずらいものです。障害者雇用に限らず、仕事定着しずらい職場ケースです。
障害者雇用だけでなく入社した直後の従業員にとって働きにくい仕事の仕組みになっているところも多く、障害者雇用という機会に仕事の棚卸をし流れやルール、指示する人の統一などを図る会社が多いのですが、その状態に気づかないことが多いです。
だからこそ、みんながみんな違うことを言うので困っていることを伝えましょう!
言いずらい場合は支援機関経由で伝えましょう!トラブルにはみんなしたくない!
障害者雇用トラブル回避するには?
障害者雇用でのトラブルを回避する方法はあります!トラブルは巻き込まれない、トラブルにならないのが一番!
できることをやっていきましょう!
障害について面接でしっかり伝える
障害者雇用ではついつい、「なんでもできます!」「大丈夫です!」と受かりたいからこそ障害のことをあまり伝えない人も多くいます。
そうなると企業もあなたのしんどさに気づかないわけで、自分で自分をしんどい環境においやってしまうこともよくある話。
なので面接する際はしっかりどういったことが苦手だとかをはっきり伝えましょう。苦手な事があっても自分なりの対策をあわせて言えば嫌がられることもありません。
\対策はこちらから/
事前にこれらを準備しておきましょうね!
- あなたの障害の具体的な困りごとと自分なりの対策
- 障害で配慮する必要があることはなにか?(環境や通院の日休みほしいなど)
- 今までの離職理由とそれに対してどんな思いがあるか?
入社前に体験実習やトライアル雇用が使えるなら使う
働く環境が自分に合っているのかどうかを事前に確認する機会があれば参加しましょう。
ハローワークだと難しいのですが、斡旋会社や就労移行、しゅうぽつ、障害者職業センターなどの支援機関をつかって就職活動をすると事前に体験実習ができるケースがあります。
働きやすい環境なのかどうかは自分がどうみえるかが1番大切です。参加しましょう!
支援機関を利用しよう
今までもトラブル対策に使えると何度も紹介しましたが、支援機関を活用しましょう。
何かあったとき相談して聞いてくれる、動いてくれる存在がいることはあなたの心の支えにもなります。
ただ、支援機関も相性だったり変な人も多いので無理してたまたま担当になった人にずっとお願いする必要もないですよ!
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障害者雇用でトラブルにならないまとめ
障害者雇用でのトラブルとして書いてきましたが、トラブルに発展してややこしいとなるケースはそんなに多くはないとは思います。
障害者雇用として働いて、誰にも相談できずに症状悪化して辞めるケースが多いです。
今後日本は少子高齢化で人手不足になりつつあります。
お互いできること、得意なところを生かして働けるよう模索していきましょう!
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