就労移行事業所について

就労移行支援事業所とは意味ない?無駄?それは目的が違うかも

障害現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。

就労移行支援事業所とは何か、そして意味ない無駄と感じる理由についてまとめてみました。

就労移行支援事業所とは障害福祉サービスのひとつであり、18歳以上65歳未満の障害や難病が患った方のうち診断書があって自力で事業所に通える方を対象に長く働き続ける為の訓練をしてから就職をするというサービスです。

(手帳がなくても利用は可能です!)

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原則、人生のなかで2年間使えます。前年度の収入に応じて一部利用料がかかる場合がありますが、就労経験がない方や過去1年間働いていない方は無料で活用できます。

具体的な金額は厚生労働省のページへどうぞ<障害者の利用者負担(厚生労働省)>

意外と知られていないサービスですが、実は就労移行支援事業所は都心にかなり集中して作られており、東京都内だけで357ヵ所の就労移行支援事業所(2023年6月現在)があります。

具体的に就労移行支援事業所を活用するメリットと意味ない場合のパターンをお伝えします。

よしこ
よしこ
あなたにとっては意味ないかも?

就労移行利用して自己理解が深まる

就労をサポートしてくれる支援機関は就労移行支援事業所以外にもあります。しかし最大2年間1日5時間ほど通所しながら訓練ができるのは就労移行だけです。

就労を希望する時間や日数にあわせて通所し訓練をすることができます。

また同じように何かしら障害をもった人たちで集団で訓練をすることもあり自分の得意な一面や苦手な一面を知れ自己理解が深まります。

・実際の業務を想定して書類作成など行い正確性の確認、集中力の継続具合や休憩ができるか知ることができる

・実際に業務を想定して指示されたボルトの組み立てなどを行い、報告連絡相談が身についているか、周りと比較して得意不得意を確認できる

・他の障害をもった方々と一緒に就労を想定した訓練のなかでコミュニケーションが円滑にできるかを確認できる

自分の中での気付きと共に、就労移行支援のスタッフからよくできていたことや苦手なことについて客観的な意見を知ることができます。

よしこ
よしこ
自分ができる!と思ったことが周りからもできていると伝えられることでより自信につながりますが、自分のことを充分よくわかってるしあまり評価されたくないって人意味ないかも

就労移行を利用して長く働き続けるための障害の対策ができる

何かしらの障害がある以上、仕事を続ける中で何かしらのしんどさがでてきます。

就労移行支援事業所は毎日のように利用することができるので、症状が出た時の対策についてスタッフと共に考えることができるのです。

・障害の影響で仕事をする中で難しいことを知り対策があるか検討する

・どうしても難しい場合は、配慮を得ることで仕事ができるかを確認していく

1人で障害の症状について対策や改善を検討していくのはなかなか難しいです。

就労移行にはいろいろな障害があるかたが利用されています。スタッフは過去に同じような障害の方がどう対策や配慮を求めていったかの経験があります。

他の方の事例など知りスタッフと対策、配慮を検討していくことができます。

よしこ
よしこ
どうしても苦手だったことが、配慮を得ることで問題なくできるといったことがよくあります。既に自分がどうしたら長く働けるかがわかっている、職場で一人で会社側とやっていけるという自信がある場合は意味ないかもしれません。

就労移行を利用して仕事を体験することができる

就労移行支援事業所では体験実習という、実際に職場で仕事の体験できる機会を提供している事業所がたくさんあります。

賃金はもらえませんが、実際に自分の障害や配慮をもらいながら働くことができるのかを確認することができ、就労に向けて自信をつけることができます。

また、体験実習をすることで自分の苦手なことに気付き新たな訓練に取り組むということも可能です。

よしこ
よしこ
体験実習先がある就労移行支援事業所がほとんどですが、無償で働く体験なんて必要ないと感じている人には意味がないと感じると思います。

就労移行を利用して書類準備や面接対策ができる

障害を企業に伝えて働くには障害者雇用という就職活動の方法があります。

障害者雇用で働く場合は、自分の障害や希望する配慮について伝えていく必要があります。

・会いたいと思わせる具体的な書類の書き方、障害記載の仕方についてアドバイスをもらえる

・配慮についてどこまで求めてもよいものなのか、スタッフの過去の経験からアドバイスがもらえる

・模擬面接を実施して自分のやりとりが相手にどんな印象を与えているかアドバイスをうけることができる

実際に面接に同席してもらえる場合もありますし、面接前に見学会にスタッフと参加をすることができる機会もあります。

障害者雇用をしている企業について情報を提供してもらうことができます。

まだまだ身体障害だけしか受け入れないという方針の企業があるのも事実なのです・・

よしこ
よしこ
理解がある企業で働ける可能性が高いのはメリットですが、自分ひとりでやっていける!という場合は就労移行支援事業所が意味ないと感じると思います。

就労移行を利用して就職後のサポートを得ることができる

就労移行支援事業所では、内定がもらったらサポートは終わりではありません。

就職してから6か月までは継続してサポートを受けることができます。

・入社前思っていたような業務や人間関係とちがうと困り感はないか?

・不安や焦りから体調が不安定になっていないか?

入社後しばらくは緊張ではりつめていることでしょう。

何かあったらすぐに就労移行支援事業所に相談することが可能ですし、自分では言いにくいことをスタッフを通じて相談し、企業との仲介役になってもらうことができるのです。

また、2018年から新たに就職後6か月以降の就労のサポートとして、「定着支援事業」という事業が創設されました。

その制度を契約することで6か月目までではなく、入社して3年半年は就労移行支援事業所からのサポートを得ることができるのです。

自己負担金が発生する場合があるので詳細は就労移行支援事業所に確認ください!

よしこ
よしこ
定着支援事業はやってないところも多いので、確認しましょう!就職したらもうサポートはいらないよって人は就労移行は意味ないと感じるかも!

就労移行とは?まとめ

今回は就労移行支援事業所のメリットや意味がないと感じるパターンについてお伝えしました。

障害を持って働くまえに自分の障害とはどこにあるのかを理解し、自分にあった仕事は何か疑似体験でき、実際に就職した後もサポートをしてくれる安心できる福祉サービスです。

いろいろメリットがある就労移行支援事業所なのですが、不安や心配がある方向きのサービスなので一人でやっていける場合は意味ないと感じるでしょう。

その場合は斡旋会社を使ってサクっと就職してしまいましょうね!

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