発達障害っぽい自覚はあるが、障害とまではいかない。病院に行っても診察の診断基準を満たさない事で障害とは認められない人のことをグレーゾーンと言います。
生きていく中で困りごとはあるのに発達障害と診断されないことで努力不足や怠慢というレッテルを張られ苦しんでいる方に向けて診断がされない原因や対処法をお伝えします。
Contents
発達障害とはいえないグレーゾーンの原因
生活に困りごとや不安がある、発達障害のような気がすることで精神科を受診しても発達障害の診断を満たしていないと発達障害には診断されてません。
その原因についてお伝えします。
発達障害の困りごとが上手く伝わっていないから
よくあるケースで、生活の中での困りごとが先生に伝わっていないから診断がつかない診断を満たさないというケースがあります。
どうしても発達障害だとあいまいな表現が苦手だったりするのでついつい「大丈夫です」や「問題ないです」と答えてしまい先生から困ってないと思われてしまうのです。
日本では発達障害と診断されても障害を開示して働くための障害者手帳を取得するには初診から6か月が必要とされています。
そういった背景もあり1回の通院ですぐに発達障害と診断されることは少ないでしょう。
通院するなかで先生に困っていること不安な事、失敗したこと辛いことをたくさん伝えていきましょう。
なかなか先生に上手く伝えられない場合は事前にメモするのがおすすめ!

先生がもう少し頑張れると思っている
診断基準を満たしていないことが発達障害と診断されない理由ですが、発達障害の傾向とともに先生が診断しなくても改善できる見込みがあると考えている場合があります。
診断名をつけるとき主に症状や持続期間、生活上の支障を加味しますが、そこまで困ってない場合は診断されませんしそのうち改善が見込まれると考えているのかもしれません。
グレーゾーンといって診断されない場合はまず先生に理由を聞きましょう。
先生に聞いてからその話が納得いくかどうかをまずしっかり対話することが大切です。
発達障害と診断されるにはどうしたらいい?
発達障害と診断されると障害者手帳を取得できますし使える福祉サービスは増えます。
発達障害と診断される方法をいくつかお伝えします!
主治医を変える
精神科の先生はとっても申し訳ないですがアタリハズレがすごくあります。
発達障害の診断基準はあるものの、先生が話を聞いてどう捉えるかによって基準当てはまるかが変わります。
先生が話を聞いていろいろ察することができる先生のほうが診断にあてはまりやすいわけです。
なので発達障害に理解があるような先生と巡り合えたらすぐ診断がもらえることがあるのです。
誰かに通院同行をしてもらう
先生と上手く話ができないと感じている場合は誰かについてきてもらいましょう!
あなたのことをよくわかってくれている人がいいでしょう。あなたがOKの場合は一緒に診察を受けることはできますよ。
ただ、親と一緒に行った場合に親も同じような症状があって意味がなかったなんてこともあるかもしれません。
自分の困りごとを客観的によくわかってくれているような人を連れていきましょう!
就労移行支援事業所に通う
今働いてない状態の場合はグレーゾーンの方も利用できる福祉サービスを使って就職のサポートをもらうのはありです。
あなたがどうやって働きたいかにあわせて必要な訓練を提供してくれます。
今お仕事をされている場合は仕事を退職しない使えないのは辛いところなのですが、理解がある会社で自分の障害をしっかり理解して働きたい場合はとても有効です。

私の事業所は必ず通院同行をしているので、先生がいい先生かどうか?みたいなところも確認するようにしていますよ!
グレーゾ―ンのあなたに解決法は見つかりましたか?
あなたがグレーゾーンの理由と原因についてまとめました。
今後どうしたらいいかヒントはみつかったでしょうか?
すぐすぐは診断されなくても困りごとが伝われば診断されることは多いです。
ひとりで悩まずに就労移行支援事業所で話を聞いたり、近くにある発達障害センターを訪ねてみるのもおすすめです!