障害者雇用の面接に受かるポイント
障害者雇用の面接にしろ、一般の面接でも最初の「第一印象や印象」が大切といわれています。
1971年にアメリカの心理学者が、話し手が聞き手に与える影響について研究したところ以下の結果がでています。
- 言語情報(面接の話している中身の影響)…7%
- 聴覚情報(耳から聞こえる声のトーン、速さ、高さなどの影響)…38%
- 視覚情報(目で見える目線や、態度などの影響)…55%
障害者雇用の面接の場合は、一般の面接と比べると第一印象だけで判断されることは少ないです。なぜなら、見た目では障害のことは分からないことが多く障害の現状や配慮によって採用を検討していくからです。
しかし、面接の第一印象によって、「まだ症状があるんじゃないかな」「精神的にすぐ折れそうだな」などうちの会社では働きずらいのでは?と最初に思われてしまうと、いくら大丈夫ですと伝えたところでその判断を覆すのは難しいです。
面接の印象の面で気を付けるポイントをお伝えします。
面接の入退室の動作を知ろう!
面接でルールやマナーを守ろうといっても、何が正解で何がだめなのかってわかりませんよね。
YOUTUBEにわかりやすい動画が乗ってたのでこちらご確認ください!
このままやってみるだけでOKです。入退室のルールやマナーは正式にあるわけではありません。
ただ、面接に「働きたいです!」と意気込みをみせるには動画のとおりの入退室をすることでよい印象をつけることができます。
自分が上手くこの動画の通りに入退室ができているかは家族や友達、サポートしてもらっている人たちに見てもらいましょう。
自分ではできていると思ってても、客観的にみるとできていないことがよくあります。
どうしても手伝ってもらえる人がいない場合は1人でスマホで動画撮影してもよいかと!
動画の内容がほとんどなのですが、補足で説明していきますね。
入室した際は笑顔と目線を合わせる
第一印象は3秒で決まるといわれています。最初入室した際は笑顔で面接官の目をみましょう。
笑顔が難しい方は「口角をあげる」を意識するだけでもOKです。
意外とトレーニングで口角はどうにかなります。
目線は、眉間をみるとかでも大丈夫です。目線があってると思わせたらよいです。
どうしても目が合わない、表情が暗いと思われると症状があり元気がないとか、すぐ怒ってしまうのではないか?など誤解をもたれてしまう場合が多いので意識しましょう。
印象に自信がない方は自己紹介のときに伝えましょう
どうしても目を合わせるのが苦手!どうしても表情豊かになれない。
そういった障害はもちろんあります。
そういった場合、最初に自己紹介を求められることが多いので最初に伝えちゃいましょう。
「障害の影響で、目を合わせるのがどうしても苦手なところがありますがよろしくおねがいします」
「障害の特性上、表情を作るのが苦手です。不愛想だといわれることがありますが普段怒ることはほぼなく、必要に応じて相談などできます。本日はどうぞよろしくお願いします」
誤解したまま面接が進んでしまうことがとてももったいないので最初に伝えるのです。
また、客観的に自分をみることができていますよという自己PRにもつながります。
入退室の動作ルールやマナーは間違ってしまってもOK!
入退室の流れのとおりにできなかった!ということもあると思います。
だからといってすぐ不採用になることはありません。
入退室の流れを知らずに傲慢な態度をとってしまうのはよくないですが、入退室の流れを守ろうとよい印象を与えるために意識をしていることが伝わればOKです。
緊張している様子が伝わるだけでも、面接官は働きたいと思っているからこそ緊張しているのかなと思ってくれることもあります。
面接は家に帰るまでが面接と意識しよう
印象は大切です。面接が終わると気持ちが軽くなり、ビルをでたらすぐ友達や家族に終わったよと電話したくなるかもしれません。
面接を受けた会社のひとたちが近くにいる可能性があります。
面接の内容や会社名などを電話や友達と話したりしないように気を付けましょう。
「今日面接に来た子、ビルの入り口で会社の悪口電話してたよ」なんて言われてしまうことがあるかもしれません。
身を引き締めて家まで帰りましょう!