メサイアコンプレックスって福祉の仕事をしている人に多いんです。
誰かを助けたい気持ちは素敵です。ただ必要に応じて支援できていますか?
メサイアコンプレックスに気を付けろ
「メサイアコンプレックス」という言葉をご存知ですか?
たまたまインターネットで知り、福祉職に就く人にとって身近な存在のような気がして危険を感じたので記事にしてみました。
気をつけろ!
メサイアコンプレックスを知った記事はこちら
今はもう見れなくなってしまいましたが、日経ウーマンオンラインの「恋愛ダメ子の診療所」の連載のなかで、《「人を助けたい気持ち」は時に身を滅ぼす》という対人援助職の方の悩みの乗るコラムがありました。
(今はすでに記事削除されています)
アイコ先生「この際、ハッキリ言うわね。まず、ミドリさんが今やっていることは満たされない自尊心を補っているに過ぎないわ。恵まれない他人に優しくすることってそういうことの裏返しでもあるわよ。それに、不幸な人に対して、自分で幸せを呼び込む力がない、という偏ったジャッジもしているみたいね」
ミドリさん「むぐぅ…」
アイコ先生「ごめんね。ちょっと言葉がきつかったかも。でも、私たちのような『援助職』の人間は、常に気を付けていなくちゃならないはずよ。自分の援助欲求がメサイア(救世主)コンプレックスによるものじゃないかってね」
ミドリさん「助けを求められたら居ても立ってもいられないのは、たしかにメサイアコンプレックスかも。でもやっぱり、一生懸命に援助した相手にありがとうって言われると勇気が出るし自信も持てるじゃないですか~(泣)」
アイコ先生「じゃ、その逆で、一生懸命に尽くしたけど報われなかったときは?すっかり自信がなくなって虚脱感に襲われたり、逆に相手の不義理を恨んだりマイナスの評価を下すようなことはない?」
ミドリさん「そ、それは…。本気で向き合った相手に思わぬ肩すかしを食らうと納得いかない気持ちの方が強くて、そういう風に彼に愚痴ってしまうことはあります」
引用:「人を助けたい気持ち」は時に身を滅ぼす:日経ウーマンオンライン【恋愛ダメ子の診療所】
メサイアコンプレックスとは、自分を満たすために人助けしようとすることです。劣等感や自己肯定感の低さから、それを補うために人助けをする。
「自分の価値をあげるために人助けをしよう」となってしまうと親切のおしうりだったり、必要以上に自分の身を削って援助してしまうようになってしまいます。
はっきり言うと私は福祉職にはこういった人が多いように感じています。「そこまでやらなくてもいいじゃん・・」と思うことも多々あります。
無意識のうちについつい人助けして残業が・・・そんな人も多いのでは??
私自身、30時間毎月残業していることもちょっとあてはまるかもしれません。
助けを求められても、本当に必要な援助なのか?
自分の今の支援内容は適切だろうか?
他の人の立場ならどうするだろうか?
いっぱいいっぱいのときは相談したり、断ったり、期限を延ばしてもらったりしているだろうか?
プライベートの時間は充分とれているか?
「相手の自立」を促す支援ができているか??
対人援助職の方はたまに振り返ってみましょう!
福祉職はメサイアコンプレックスにならないように
ちょとやばいなって思った方はいませんか~?
私もやりすぎてしまっているなと感じていることはよくあります。支援しすぎている、そう思ったときに反省して次は気を付ける。
支援者なんてそもそもいない方がよいので、自立して生活していけるような対応をしていきたいです。