現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。
この記事では障害者雇用で正社員になれるのかどうか?について今までの現場で働いてきた経験をふまえてぶっちゃけてお伝えしていきます。
障害者雇用で正社員で働くにはあなたの職歴とスキル、会社選びで正社員になれます。
障害者雇用から正社員になる方法
障害者雇用で正社員になるには応募前に働く条件をチェックしましょう。
応募する求人によって正社員になれたりなれなかったりするからです。
どうしても会社規則で障害者雇用に限らずこの募集職種では正社員になれないという社内規則があることが多いので、どの会社でも応募したら正社員になれるということはありません。
正社員になることができる求人に応募すれば、あなた次第で正社員になることができるのです。
障害者雇用で正社員になれる会社とは?
障害者雇用になれるかどうかはハローワークで求人を出している場合は求人情報や求人票で確認することができます。

仕事内容が載っている下の部分に「正社員登用の有無」という記載があります。
この場合は正社員になれない求人です。正社員になりたい場合は応募しないほうが良いでしょう。
求人票の場合はこちらです。

求人票もおもて面の左側に仕事内容のなかに正社員になれるかが書いてあります。
求人表ではより具体的に過去の実績も確認することができますよ!
障害者雇用では正社員登用制度がなければ正社員にはなれない?
会社によりますが、正社員雇用制度がなくても正社員になった人はいます。
やっぱりどうしても正社員なみの仕事の成果をだしているのに障害者雇用だからって正社員になれないのはひどいですよね?
正社員登用制度の有無については、大手企業のような規則がしっかり作られているような企業では制度がない場合は難しいです。
規則を変えるのに圧倒的な労力と時間がかかるからです。
ただ、中小企業なんかでは正社員登用制度がなくても正社員になれることがまれにあります。
私が知っているケースは、障害者雇用でも仕事の成果をばっちりだしていたので会社側が規則を変更したケースと入社した時と違う契約をして正社員になったケースがあります。
正社員登用制度がなくても結果をだしていれば正社員になれる可能性はゼロではありません。
面接のときに可能性について面接官に確認してみるのをおすすめします。
また、正社員になるための交渉について、支援機関と一緒に交渉することをおすすめします。
そもそも正社員のメリットとは?
正社員になりたい理由を聞くと「クビにならないから!」「待遇が良いから!」という答えが返ってくることが多いです。
ただ、最近正社員になることメリットがかわってきました。
同一労働同一賃金という言葉を聞いたことはありませんか?
同一労働同一賃金の導入は、同一企業・団体におけるいわゆる正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者) と非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)の間の不合理な待遇差の解消を目指すものです。
同一企業内における正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間の不合理な待遇差の解消の取組を通じて、どのような雇用形態を選択しても納得が得られる処遇を受けられ、多様な働き方を自由に選択できるようにします。
●パートタイム・有期雇用労働法:大企業2020年4月1日、中小企業2021年4月1日より施行
●労働者派遣法:2020年4月1日より施行
実は正社員だったら安心や得であるというイメージがあったと思いますが非正規社員でも正社員でも同じ仕事なら同じ待遇にしていこうという労働法が施行されています。
この動画が分かりやすかったです。
罰則がないということでそこまで大きくは変わらないかもしれませんが、同一労働同一賃金という方向性から、障害者雇用でがんばっているのに会社が評価してくれない場合は支援機関と一緒に待遇について交渉することができると思いますよ!
支援機関がいることでおかしいことはおかしいと言えるでしょう!
是非障害者雇用で働く場合は支援機関を利用してくださいね!
正社員になれない場合は?
正社員登用制度ならだれでも正社員になれるとはかぎりません。
会社が必要としている正社員の条件に向けて頑張る必要があります。
障害者だから正社員になれないというわけじゃないこともよくあり、障害者雇用じゃなくても正社員に慣れていない人はたくさんいます。
自分なりに頑張るとたまに方向性が違ってしまうことがありますので、正社員になりたい場合は上司に正社員になるためにはどうしたらよいかを必ず確認しましょう!
周りから見えている自分と、自分がみている自分とはギャップがある場合も多いので定期的に上司と話す機会を作って正社員に向けて近づけているかを確認していくことをおすすめします。