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社会人発達障害によくある仕事でよくあるミス、パニックの理由と対策!あなただけじゃない

発達障害の原因とは?ミスの原因理由と対策を知る

障害現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。

発達障害が大人になるといろいろなことに悩まされます。

この記事では社会人の発達障害の方によくある困りごととその理由対策についてまとめました。

よしこ
よしこ
読めば気持ちが楽になるはず!

発達障害の方が働く中での仕事でよくあるミスやパニック、と対策

発達障害は大人になってからしんどい思いをすることが多いでしょう。

発達障害の困りごとは脳障害の影響です。あなたが頑張っていないわけではありません。

よしこ
よしこ
苦手な業務につかないという選択がいちばんなんだけど、社会人として働くとそうもいかないこと多いよね

社会人発達障害でよくある忘れてしまうミスからのパニック

何度も質問してしまう、指示したのにできていないのは発達障害と診断されている人の中ではよくある困りごとです。

全く悪気があるわけでもなく、ただ忘れてしまうのです。


「1度言ったのでメモをとってください」と指摘されることも多いでしょう。

ただ、メモをとったことさえ覚えていないことが多いです。

学生の頃は先生や両親が助けてくれることが多いですが社会人になると誰も助けてくれないこともあるでしょう。注意が続いてしまうとどうしても質問しにくくなったりパニックになったり仕事に対して自信を失ってしまうこともあるかもしれません。

対策としてはこちら!

発達障害当事者ができること

・自分なりの仕事のやることリストを作る

・正確に作業ができるよう、ミスしていないかチェックをする

・自信がない作業は上司に伝えたうえで取り組む

・ミスをしたことをメモしておき、ミスしやすいことの対策を考える

企業側に配慮としてお願いすること

・仕事のマニュアルを作ってもらう&一緒に作る

・仕事を複数任せずにルーチン業務から少しずつ増やしてもらう

・ミスしても影響が小さい仕事を依頼する

・ダブルチェックをする体制を作ってもらう

・発達障害のを伝えて質問がしやすいような環境、関係性を作ってもらう

よしこ
よしこ
上司は仕事が上手くいくように調整することも仕事のひとつだと思うので、配慮してもらえたらいいな・・また、発達障害の方は自分からどんどん不安なことや逆に強みを生かせそうなことがあれば上司に伝えていきましょう!

社会人発達障害である優先順位が分からなずミスする

複数の仕事を依頼したときに、「こっちの方が優先なのになんでこの仕事やってないの?」ということは発達障害の方の症状としてよくあるかもしれません。

どうしても、その場の空気を読んで何が重要なのかの判断が難しい傾向があるので、忙しい職場では発達障害の方はしんどい思いをする傾向が高いと思います。

「重要なことからとりくんで!」「空気読んで動いてね」「効率を考えて」こういった注意が続くともうお手上げ状態で質問さえしずらくなってしまい、パニックでその場から離れてしまう、涙が出て動けなくなるなどより働きにくい状況に陥ってしまうことが多いです。

発達障害当事者ができること

・指示をしている途中で違う指示をうけたときはその場でどっちが優先ですか?と聞いてミスを防ぐ

会社側に配慮としてお願いすること

・ひとつずつ作業を指示するよう意識する。(終了報告をもらったタイミングで次の指示をする)

・マルチタスクが発生しない部署で仕事をしてもらう

・発達障害の方が質問がしやすいような環境、関係性を意識してもらう

よしこ
よしこ
社会人正社員の仕事ってマルチタスクで空気を読んで行うことがどうしても多いので、空気を読んで優先順位をつけるのは社会人発達障害の方には至難の業

社会人発達障害によくある抽象的な指示からのミス

発達障害の方はあいまいな指示が苦手です。阿吽の呼吸みたいなことも難しいです。

なので忙しいからだったり、伝わるだろうと思って擬音を使って表現したりすると全然理解できないので、「いつものやっといて」ではなく、「いつもやっているお昼の掃除の最初から最後までをいつも通り15時までにおわらせといてほしい」とお伝えください!

いつも同じ繰り返しのような業務であればこのような会話は発生しないと思います。

臨機応変は苦手な方が多いのでそういった場面ではお互い意識しましょう!

発達障害当事者ができること

・あいまいな指示をされたときは、「具体的に教えてもらってもいいですか?」と確認をしましょう!

会社側に配慮をお願いすること

・臨機応変な仕事がないような職場で仕事をさせてもらう

・発達障害の方が質問がしやすいような環境、関係性を意識してもらう

よしこ
よしこ
発達障害のことを伝えて、常に質問相談をしていきましょう!ミスしないためには必須!

社会人発達障害の方によくある報告連絡相談が苦手からのミス

社会人としてあたりまえと言われる「報告」「連絡」「相談」ですがどうしても苦手な方が多いです。

動画でもお話しされているとおりに

・報告連絡相談が必要なことに気が付かない

・過去のトラウマより相手に気を使いすぎて声をかけれない

・報告連絡相談の方法を考えているうちにタイミングを逃す

・報告連絡相談をしているものの重要なことが抜けている

いろんなパターンが考えられると思うので、一緒に働いている職場の方はどのタイプかを仕事の様子をみながら観察してみてください。

本人ができること

・どう伝えるか悩む場合はタイミングを逃さないように悩む時間を決めて声をかける

・報告連絡相談がぬけていたと指摘された場合はメモして次改善できるように意識する

企業側に配慮をお願いすること

・毎日日報を書いてもらい、声をかけなくても書いて報告連絡相談ができるよう形にできないかの交渉

・事務職の場合はチャットやメールで報告連絡相談させてもらう

・報告連絡相談が必要な場面を伝えたり、声をかけてもよいタイミングを事前に伝えておく

・発達障害の方が質問・相談がしやすいような環境、関係性を意識する

よしこ
よしこ
報告連絡相談ってなかなか難しいですよね~、トラウマ解消できる職場だったらいいな!社会人になると必須のスキルではあります・・

社会人発達障害が職場で安心して働くためには?

企業ができる配慮としてすべてにいれたのですが「発達障害の方が質問がしやすいような環境、関係性を意識する」が大切です。

ただ、そんな職場ってなかなか入社してみないと分からないものですよね・・

職場の方には、ぜひ不定期でいいので今の仕事状況について確認をする時間を作ってもらうとよりお互い仕事がやりやすくなると思うのでダメ元で相談する時間を作ってもらいましょう!

また、当事者の方は仕事の中で困りごとがあれば障害者の就労支援をしている支援者に相談していきましょう!

障害上どうしても客観的に物事を判断したり認知が歪んでしまっている可能性がありますし、ひどい会社の場合もあるので第三者に介入してもらうことはとても安全安心につながります。

もし誰も相談する支援機関がついていないという場合は今からでも間に合います。

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