現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。
この記事ではあとあと後悔しないように知らないと損する就労移行の選び方をお伝えします。
よくない事業所が存在する理由
ぶっちゃけた話をすると、就労移行は儲かるので一時的にたくさんの就労移行が開設されていました。今は少しずつ事業所の数が減っているので淘汰されているように感じています。
熱い想いをもって親身になってくれる事業所ももちろんありますが、制度の仕組みとして事業所を利用すると1人1日1万円くらいのお金が国を通じて事業所にはいってきます。
福祉サービスとして存在するのでよっぽど収入が多い方以外は国が代わりにお金を払ってくれます。だからこそ就職はしなくても事業所に通ってくれたらお金ははいるのです。
なので最近の就労移行の主流は、交通費支給!弁当支給!就職活動代支給!余暇活動いっぱいしましょうと私的には居心地がいい環境をつくる事業所が多いと感じています。
もちろん、交通費や弁当があると金銭的に助かりますしご飯食べに事業所に行くといった目的がでてくるので職活動のために通うというか生きるために通うという方も多いのでは?と感じています。
ただ、そこがきっかけで就職活動を頑張るというモチベーションになったらいいですが、そこに甘えてサポートする従業員はしっかり就職活動の支援はしてくれるのかな?と不安があります。
ぶっちゃけた話としてとりあえず行ってみようということで就労移行事業所と契約したけど就職活動がわからない、サポートしてくれないといった話も聞いたことがあります。
就職活動を全然サポートしてくれなかったり、書類添削をしてくれない、すごくがんばったのに就職できなかったなんてならないように、就職できる事業所を選びましょう!
失敗しないおすすめ就労移行チェックポイント
いくつか就労移行事業所に行ったことがある私だからこそ、利用するときに絶対確認してほしい視点をお伝えしていきます。
就労移行支援事業所所の年間就職者数をチェック
絶対に就職したい!その場合は年間どのくらい就労移行支援事業所を利用して就職することができているかの実績を確認してください。
就労移行支援事業所に通っている人の中で就職出来ている人が多いほど、しっかり就職活動のサポートがされている事業所であることがわかります。
ちなみに実績は行政によって情報公開されていることがあります。
大阪では就労移行やA型事業所からの就職者数は一覧で確認できますよ!
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/1198/00411775/R2kekka.pdf
私のお勧めは年間10名以上就職者を出している就労移行支援事業所がよいです。
大阪の就職状況一覧の資料を見る限り就職者数が年間0名~23名とかなり幅があります。
それは、素直に就職のサポートがどれだけ受けられるかの差だと思っています。
たとえば、歴史があって働いているスタッフがとても親身になってくれる事業所では企業との関係性もよくたくさんの企業とのつながりがあります。
絶対質問してみましょう!
本当に支援してくれる事業所では7割以上と答えるはず。
そしてさらに、どういった会社が多いですか?とも聞いてみましょう。
たまにあるのが、同じ会社にたくさん就職して就職者が多くなってるパターン。
悪くはないですがあなたの就職先が狭くなってしまう可能性があるのでいろんな職種、いろんな会社に就職していると答えてくれる事業所だと安心でしょう!
就労移行支援事業所の訓練は実践的か?
就労移行支援事業所は、他の就労サポート機関と違って訓練をして就職をする機関です。
なので契約すると毎日のように通っていろいろな訓練をします。
いろんな訓練ができる事業所では、どんな作業が得意で苦手なのかを知ることができるのです。
より自分の強みや弱みを知ることができます。
通常は、訓練の中で自信をもって就職の段階を踏めるとベストですがなかなか訓練が充実していない事業所もあります。
自分に生かせると思うプログラム提供をしている事業所を選ぶことがおすすめです。
体験実習先は複数あるか?
プログラムが充実しているかどうかの基準のひとつとして「体験実習先が複数あるか」という条件をつけることをおすすめします。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=418M60000100174
法律上でも、実習受け入れ先を確保しなければならないと記載があります。
一般就労を目指しているわけですから、自分が興味のある分野の実習に行きたいですよね!
自分が興味がある職種の実習先があるのかは確認してみましょう!
就労移行支援事業所スタッフの支援力をチェック
スタッフの支援力とは何なのか?具体的にお伝えすると
- 一方的に怒っているスタッフはいないか?
- 失敗したときにフォローしてくれているか?
- 嫌な感じがするスタッフはいないか?
- それぞれの特性に合わせて話をしてくれているか?
就労移行支援事業所で働くスタッフのなかには福祉の勉強をしていない方も多くいます。
だからこそ失敗に対してスタッフが怒るだけ怒って終わりのスタッフがいたりします。
プロであれば「なぜ失敗したのか?」や「どうやったら失敗しないか」を検討していく必要がありますが支援の知識がないスタッフが多くいるのも現実です。
だからこそ、スタッフが利用している方に対してどう対応しているのかは確認する必要があります。
また、就労移行支援事業所は就労後のサポートもしてもらえます。
信頼できる支援者でないと就労後のサポートはお願いしにくいところがありますので必ずこの人達なら信頼できるかは考えましょう!
就職先の開拓をしてくれるか?
自分の働きたい仕事につけるように就労移行支援事業所は就職先の開拓をする必要があります。

参考:障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準(平成十八年厚生労働省令第百七十四号)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=418M60000100174
さすがに、「宇宙飛行士になりたいからNASAの求人開拓して!」といったことは難しいです。
ただ、通える範囲の事務職の仕事について障害者雇用で働けないかどうか電話で聞いてくれるなどの支援はしてくれるかどうか聞いてみてもいでしょう!
支援力は就職するためにどれだけサポートとして動いてくれるかどうかという意味合いもあります。
ただ通うだけだったら意味ないですよね。親身になってどれだけ動いてくれるかが大切です。
就労移行支援事業所の環境をチェック
通う前には必ず見学に行って事業所の環境をチェックしましょう!
なかには視界に何も入らないような囲われたスペースが安心する人やあまり人数が多いと体調が悪くなってしまう方がいると思います。
- 毎日どのくらいの人がだいたいその事業所を利用するのか?
- 自分に合った環境で訓練ができるのか?
- 通いやすい場所にあるか?
この3点は必ず実際に目で見て確認をしましょう。
見学をすることで、事業所の雰囲気もわかります。静かにそれぞれで訓練することを大切にしている事業所もありますし、利用している方々同士でコミュニケーションをとることを大切にしている事業所もあります。
どれがよいかわるいかはひとそれぞれ!
ただ、そのとき利用している方々によって雰囲気は作られますし、定期的に就職して事業所から離れる人がいるので利用している方々は入れ替わります。
ただかわらないのはスタッフの顔ぶれです。どんな雰囲気を大切にしている事業所なのか?それが自分にとって合うか合わないかは足を運んで目で見て感じて判断しましょう。
就労移行支援事業所であった最悪なニュース
就労移行支援事業所をちゃんと選ばなければ嫌なことがおこるかもしれません。
引きこもりの利用者を「うつ」にする就労支援施設、隠れパワハラの実態
ここで大丈夫そうかな?といくつか検討してどこに通うかを決めましょう!
就労移行支援事業所の選び方まとめ
就労移行支援事業所は2年間しか人生で使えないのでいくつか比較して体験して決めましょう!
・年間の就職者はどのくらい?就職のサポートしてくれそうか?
・就職に生かせる訓練はできるか?
・サポートしてくれるスタッフは信頼できそう?
・毎日通える距離にある?自分の特性でも負担なく過ごせそう?
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