現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。
障害者雇用で公務員として働く方法にチャレンジ雇用という働き方があります。
チャレンジ雇用について現場で働いてる私の視点でよくある質問などお伝えします。
チャレンジ雇用とは、障害者手帳をもっている方を対象に各府省・各自治体において、非常勤職員として雇用し1~3年の業務の経験をして頂き、その後にハローワーク等を通じて一般企業等への就職につなげる制度です。
平成 20 年度から全府省で実施することとされており、毎年各府省、各自治体において募集が行われています。
チャレンジ雇用で働くときによくある質問まとめ
私が就労移行支援事業所で働く中で、障害者手帳を使って公務員のチャレンジ雇用に応募、採用になった人がいれば不採用になった人がおり、その選考方法やその後などよくある質問をまとめてみました。
応募する方の参考になりますように!
チャレンジ雇用とは?安心できるの?他の選考との違いは?
チャレンジ雇用とは障害者の一般企業への就職の前段階と認識されています。
なので受け入れる側としても、すぐすぐ難しい仕事を与えようなんて思いもしないわけで、お願いしたい仕事はあるものの、期限やノルマがあるような仕事は少ないでしょう。
与えられた仕事をコツコツこなして、少しずつ業務が増えて自信をつけてもらう、そういった制度と認識されて入社ができるので、通常の障害者雇用と比べるとハードルが低く感じられることでしょう。
だからこそ安心できる!と思う方が多いですよ!
チャレンジ雇用では最大3年なの?1年や2年で退職になることはあるの?
チャレンジ雇用の募集の概要にはどこの書類にも期間が1年~3年と書いてあります。
その理由としては公務員の非常勤職員の雇用は、各府省の予算の範囲内において、それぞれの業務の必要性も考慮しながら対応することが理由です。
どうしても税金で成り立つ公務員なので、絶対3年間働けるというわけではないのです。
ただもし3年たたずに退職の流れになった場合もハローワークで次の就職につなげる制度ではあるので、次のサポートは必ず整っていることはメリットです。
私の関わったチャレンジ雇用で働いていた方も期限が近くなったときにはハローワークからそろそろ終わりの期限ですが就職活動は順調でしょうか?と連絡がきていました!
※定着支援事業を利用しチャレンジ雇用で働いていた方だったため私の知っている会社に無事転職ができましたよ!
面接や選考には誰かについてきてもらえるの?
基本的には選考中や面接は支援者は同行できません。
ただ、不安が強い方も多いので選考場所まで一緒に行くなんてことはよくしています。
支援機関を使っている人はぜひ相談してみましょう!
チャレンジ雇用の選考方法は?
チャレンジ雇用の選考方法は実践的な試験と面接のところが多いです。
実践的な試験は聞いた話では実際の仕事を想定して、郵便物の仕分け、配布そしてチェック業務など、実際に指示をその場で出され試験会場でその仕事をやってみるということが多いです。
実際の仕事ができそうかどうか、その様子を確認し成果物から採用する人を絞ります。
もちろん指示通りに一人で業務ができるとよいです。
ただ、分からなければ「分からないのでもう一度教えて下さい」と言って大丈夫です。質問したら落ちるわけではなく、周りに相談しながらでもお仕事が出来るなら、それはお仕事が出来そうであると見込まれるわけです。
分からなくて中途半端に終わってしまうほうがもったいないので、何度も聞いてくださいね!
チャレンジ雇用は受かりやすいの?
チャレンジ雇用は障害者が一般雇用に向けて経験を積むことを目的とされています。
ただ、チャレンジ雇用も人があつまれば採用になるには難易度があがってしまいます。
私が働いている大阪府では人口が多いこともあり応募者は多いです。経験のない人が経験を踏むことを目的とされているものの、一度働いてブランクがある方なんかも応募されますので、実践的な選考過程のなかで仕事が出来そうな人を採用します。だからこそ難易度があがってしまうのです。
逆に関西や関東以外の地域ではそこまで情報が行き届いてなかったり、対象者がそこまで多くない地域もあります。これは本当にそこの地域の就労移行支援事業所やハローワーク、就業支援センターの方に確認してみましょう!
チャレンジ雇用終了後はどうなるの?
チャレンジ雇用後は職歴がつきます。障害者雇用で働いていたことが職務経歴書にかけますので、就職活動にはとても有利になります。
チャレンジ雇用はもともと一般雇用に向けての経験を積むことが目的なので、契約満了の半3か月前くらいからは就職活動をやっていきましょう!
有休をとって就職活動をしていくことを職場は応援してくれますよ。
また、ハローワークの人と一緒に次の職場について検討することもできますよ!
チャレンジ雇用の求人をみつける方法
チャレンジ雇用の求人はハローワークで求人票が作成されたり、就労移行支援事業所や就業生活支援センターなど障害のある方の働くをサポートする機関に郵便でお知らせされることが多いです。
なので、ハローワークで適時チェックをしたり、就職活動のサポートをしてくれる機関に相談し情報をもらいにいきましょう!
チャレンジ雇用の求人は多くはないのでぜひ見つけたらチャレンジしてほしいと思います!
職歴がない人にはチャレンジ雇用の制度は大変おすすめできますよ!