障害現役就労移行支援員のよしころろです。事業所や公式のサイトではお伝えできない本音やぶっちゃけた話等知らないと損する情報をブログで発信しています。
こちらの記事では障害者雇用の面接の中でどう退職理由を説明するかポイントをまとめました。
障害者雇用での平均継続年数はどのくらい?
平成30年度障害者雇用実態調査の結果によると以下の結果が書かれていました。
平均勤続年数をみると、身体障害者は10年2月、知的障害者は7年5月、精神障害者は3年2月、発達障害者は3年4月となっています。
私でも転職しまくっているので、勤続年数が短いことが悪いということはではありません。
ただ、精神障害や発達障害の方は辞めやすい傾向があるのは確かです。
障害者雇用退職理由は何?
2015年の少し古いアンケート結果になるのですが障がい者総合研究所での転職・退職理由に関するアンケート調査が行われています。
一番多い退職理由は障がいの発生・状態変化となっており、次に職場の人間関係が悪化、最後に給与、待遇への不満となっています。
障害者雇用退職理由障がいの発生・状態変化とは
障害者雇用の場合は状態が以前より悪くなり仕事に行けなくなってやめてしまうケースよくあります。
退職理由が状態の変化で退職の場合
うつ病の場合は、ストレスがない安心できる環境をいくら整えたとしても何かのきっかけに繰り返してしまう可能性は高いです。
責任感が強い方が多くため、「仕事を休んでしまった僕はもうだめだ」と思い込んだり、自宅療養が必須なのですが「家で横になっている自分はだめだ」と自分をせめてしまいます。
気力がでてこないのは、鬱の症状です。あなたではなくて病気の影響!
早めに通院して薬を調整し自宅療養しましょう!
会社に迷惑かかると感じる方は主治医から意見書をもらって長期のお休みをもらいましょう!
支援機関がいる場合は現状について相談しましょう!会社とあなたの間にはいってくれます!
私の経験のなかでは症状が悪化する場合は何かしら原因がある場合がほとんどです。しかしなかなか自分で気づけないこともあります。
支援機関や先生と体調を整えていきましょう!
\参考に使えるよ!/
状況を振り返って何が原因だったかを分析して退職理由を伝え、同じようにならないように対策ができていることを伝えましょう。
同じ環境にならないように配慮をもらえると安心ですね!
(短時間勤務で働く、対人関係が少ない業務に就く、金銭管理など負担がかからない業務に就くなど)
退職理由が障害状態の変化原因が生活面の場合
仕事で安定していても生活面にストレスがあると体調は悪化します。
安心できる生活が基盤になり仕事が出来るので、一人暮らしやグループホームを検討してもいいでしょう。そうなると相談支援事業所や就業生活支援センターに相談するのがよいでしょう。
事前に症状悪化する可能性がある予測ができるものは事前に相談していきましょう
\使える福祉サービスがないかの相談先はこちら/
生活面での変化が原因だったことを伝え今は問題ないことを伝えましょう。
家族と距離をおいたり、ヘルパーを使うなど対策をとっていることを伝えると企業も安心です。
退職理由が職場の影響で症状悪化のケース
\障害者雇用退職理由にもなるよくあるトラブルについて/
障害者雇用の場合は、配慮はしてもらえるものの意外と仕事が出来ると思うとついつい周りからの仕事の量が増えてしまいます。
状況に応じて断ったり、しんどい気持ちを相談していくのはとっても大事。
あなたがいっぱい仕事を抱えていることを知らないことだってあるかもしれません。
相談できる人を職場で見つけておきましょう!
退職理由が職場が原因だった場合は、相談したけど改善しなかったことを伝えましょう。
相談できずに退職してしまった場合はまた同じことを繰り返して入社しても我慢して辞めてしまうのではと思われてしまいます。
会社に配慮を求めて自分も対策をしたが難しかったと自分なりの対処も伝えましょう!
障害者雇用の退職理由職場の人間関係の悪化とは
退職理由として職場の人間関係がしんどくて辞める場合もケースとしては多いです。
障害者雇用の場合は職場で働く場合は障害の現状と配慮について一緒に働く人に知ってもらって働くケースがほとんどだとは思いますが、なかなか理解が得にくいケースも。
・仕事ができると良く見せておいて就職してしまったので、高いスキルが求められて仕事ができないことで指摘を受けてしまい耐えられず退職した
・仕事を頑張っているつもりだが、どうしてもミスが多くなり上司との関係が悪くなってしまって退職した
・障害があることで変な目で見られている気がしてつらくて退職した
・仕事がないが、誰もしゃべる人がおらずしんどくてやめて退職した
まず働きやすい環境を整えるためにも入社前には自己理解をしておきましょう!
障害を正しく理解し自分がどういう問題がありそうか知れるとベスト!
そして仕事がはじまってからちょっとやばいなと思った時点で早めに支援機関がついている場合は相談してみましょう!
実は障がい者総合研究所での転職・退職理由に関するアンケート調査のなかで、辞める前に誰かに相談したか上司や人事に相談してない人が多い結果が。
このアンケートに支援機関に相談したかは含まれていないのであれですが、支援機関には優先的に相談してもらいたいと思っています。
支援機関ができることは幅広く、困っていることを上司に伝えて対策を企業と一緒に考えたり、業務内容を一緒に考えたり、障害理解を周りに促したり、あなたが安心して働くために、企業が負担なく雇い続けるためにどうしたらよいかを考えます。
人間関係が悪くて退職しましたという場合は、また人間関係で退職すると思われがちです。
誰にも相談せずに辞めちゃうのが一番もったいないですがどうしても相談しずらい場合は支援機関を利用して相談しながら仕事をしていきたいことを伝えると前向きに伝わりますよ!
障害者雇用の退職理由給与、待遇への不満とは
会社がどこまで対応できるかがポイントになりますね。
これはなかなか難しい問題だなあといっていろいろなパターンがあります。
・会社が求めているスキルに達成せずに給料や業務内容の幅が広がらないので退職した
・会社の業績がよくないので給料があがらないので退職した
・給料があがるということで就職したけど見通しがないので退職しました
客観的に考えても会社が対応しないのがおかしい場合と、本人のスキル不足なんてこともあります。給与や待遇に不満を持った際は自分で伝えにくいと思いますし、支援機関経由で本当にどうしようもないのかは確認したらよいと思われます。
障害者雇用の場合ちょっと支援機関が促すことで態度が豹変するなんて可能性もあります。
また、自分のスキルがないことが問題なのにそれで辞めちゃうと次就職しても同じことで辞めてしまいます。とにかくもったいない!
退職理由としてスキルアップをしたいためと伝えると問題ないです!!
障害者雇用退職理由まとめ
一番多い障害者雇用の退職理由は障がいの発生・状態変化となっており、次に職場の人間関係が悪化、最後に給与、待遇への不満となっています。
相談せずに辞めてしまうのはもったいないので辞めたい気持ちが出てきた時点で早めに支援機関に相談することで選択肢が増えます。
障害者雇用に限らずですが、退職理由は繰り返すといわれています。
人間関係で辞める人は毎回人間関係で辞めがちです。せっかくの入社した機会なので同じような辞め方はしないように自分の課題に向き合い、退職理由をポジティブに説明できるように面接対策をしましょう!
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